柊の庵

小さな庵から花、旅、食、猫のことをつらつら綴る他愛もない日記。

Entries

あしぶみ

  先月に12年勤めた職場を退職しているので
  通院や食材の買い物以外は あまり外出することはない
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  と言うよりも 毎日同じような時間を過ごして 薬も飲んでいるのに
  なぜか なにかをする意欲や外出する気分がまったくない日もあるし
  季節がひとつずつ彩りを増やしていけばいくほど気分が沈む時もある
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  つい数日前には職場に復職した夢を見た
  上司が契約を切ると約束してくれたフシギちゃんが今もいて
  6人の同僚のリーダー的存在として生き生きと働いている
  ジブンはあたかもそこに存在しないかのようにみんなから無視された
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  そんな夢を見た日は 体調は悪くないのになんにもする気が起きない
  そして思考が悪循環してしまう
  ジブンの退職と引き換えにフシギちゃんの契約が夢の通り延長されて
  相変わらず3連休には1日有休を追加してバカンスを楽しんでいるんじゃなの?
  なんて 退職した職場の今を勝手に妄想して勝手に凹んでいる
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  アタシは新年会で食べた北海シマ海老の殻も捨てずに
  ダシをとって3日分の味噌汁にしたり
  近所に5軒ある大型スーパーの値引きされる時間を見計らって
  普段は買えないような食材を半額で買って節約生活してるのに・・・
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  当たり前だけど退職すると健康保険組合やハローワークから次々と書類が届く
  でも数日間はそれらの書類をテーブルの端に置きっぱなしにして返送しない
  『 このようにし記入して こういうところは注意してください 』
  という細かい説明が頭に入ってこないのだ
  電話もニガテだし もう仕方ないので明日はハローワークに行ってこようと思う
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  そんなダメダメな毎日を癒してくれるのは
  やっぱり猫
  友人が貸してくれた 『 パンとスープとネコ日和 』 は2回観た
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  活字を読む集中力が少し出てきたから 久しぶりに図書館に行って
  去年刊行されてからずっと読みたいと思っていた本を借りてきた
  心が温かくセツナクなる猫にまつわる4つの短編集をゆっくり読む
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  気まぐれに柊平の写真ホルダーも開いたりして
  毎年2月の今ごろはどんなふうに過ごしていたのかな・・・
  と つらつら眺めることもやっとできるようになった
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  やっぱり
  猫のいる暮らしがイトオシイ

  柊平がコイシイ・・・



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四季と黒目

  2017年 第16回東京国際キルトフェスティバル
  今回のキルト大賞の作品(↓)

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  こちら(↓)は うろ覚えだけど和柄部門だったかな
  部門第2位の作品

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  キルトフェスティバルを観るのは4回目だけど 毎回感心するのが
  テーマの選択・構図の複雑さ・色彩の組み合わせの匠さ・縫い目の丁寧さ
  気のせいかも知れないけれどいつもにも増して
  海外からキルターが多く来場されて
  みなさん 日本人の作品を熱心に食い入るように鑑賞されていた

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  そういえば・・・ 大学の色彩学の講義で
  『 色はただひとつとして同じ色はない 色の数は無限にあるんです 』
  と教わったのを想い出した

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  特に日本人のように黒目の人種は青やうす茶色の瞳を持つ異国の人よりも
  色の識別を細かく判断できるのだとか
  もちろん個人差はあるのだけれど メラニン色素を多く持つ日本人は
  瞳の黒色もメラニン色素によるらしく それが紫外線から目を守る働きがあって
  色の識別にも関係しているのではないか と言われているらしい

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  紫系
  深紫(こきむらさき) 帝王紫(ていおうむらさき) 古代紫(こだいむらさき)
  江戸紫(えどむらさき) 浅紫(あさむらさき) 紫鈍(むらさきにび)  等 

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  青系
  浅縹(あさはなだ) 深縹(こきはなだ) 青薫(せいたい) 浅葱色(あさぎいろ)
  瓶覗(かめのぞき) 鉄紺色(てつこんいろ) 桝花色(ますはないろ)  等

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  茶系
  樺茶(かばちゃ) 伽羅色(きゃらいろ) 一位色(いちいいろ) 鳶色(とびいろ)
  梅幸茶(ばいこうちゃ) 煤竹色(すすたけいろ) 柿渋色(かきしぶいろ)  等

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  黄系
  刈安色(かりやすいろ) 黄檗色(きはだいろ) 鬱金色(うこんいろ)
  山吹色(やまぶきいろ) 朽葉色(くちばいろ) 黄橡(きつるばみ)  等

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  黒・白系
  紅下黒(べにしたぐろ) 藍下黒(あいしたぐろ) 深川鼠(ふかがわねずみ)
  鳩羽鼠(はとばねずみ) 灰汁色(あくいろ) 薄墨色(うすずみいろ)  等

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  緑系
  裏葉色(うらはいろ) 鶸色(ひわいろ) 海松色(みるいろ) 苔色(こけいろ)
  千歳緑(ちとせみどり) 木賊色(とくさいろ) 常磐色(ときわいろ)  等

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  赤系
  珊瑚色(さんごいろ) 深緋(こきあけ) 紅絹色(もみいろ) 朱鷺色(ときいろ)
  今様色(いまよういろ) 石竹色(せきちくいろ) 桜鼠(さくらねずみ)  等

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  身近な生活のまわりに何気なくあった色
  四季の移ろいのなかで心に感じた色
  
  今の子どもたちが大人になって 必要のない知識かもしれないけれど
  日本人の感性と手先の器用さは素晴らしいんだよ
  ということを知ってもらいたいなぁ・・・



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マイクから針へ Vol.4

  柊庵の新年会と順序が逆になってしまったけど
  2週間前のとある日
  『 第16回東京国際キルトフェスティバル 』 へ行ってきた

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  今は失業中だし 折角だから空きはじめる夕方に作品をゆっくり観たいと思って
  平日の3時すぎに東京ドームに着いたら まだまだ人でいっぱい

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  キルトフェスティバルを観させてもらうのも4回目ともなると
  毎年 個性的なキルトを出展されている方の作風やお住まいの県や
  お名前をなんとなく覚えてしまったほど
  あの和柄の作品も あの北海道の方の猫だらけのも早く観たい
  という逸る気持ちを抑えつつ

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  まず向かったのは 一枚目の写真で青い気球が昇っている一番目立つブース
  そう キルト界では有名な鷲沢玲子先生とその生徒さんたちで作られた
  オズの魔法使いの世界
  その中でも 毎年のごとく人の波が途絶えない場所がある

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  もちろんこのワタクシメもそのひとり

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  遠くから近くから斜め横から
  大きなカメラとスマホとを交互に持ち替えながら
  何枚撮ったら気ぃ済むねん・・・ とド突かれそうなほど
  たくさん写真を撮った

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  そして 今回は平面のキルト展示だけではなく
  オズの魔法使いの主人公・ドロシーの家が立体的に造られていた
  クッションやタペストリー・テーブルクロスなどの小物は
  キルト教室のお仲間が協力して制作してくださったのだとか

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  そのオズの部屋の少女らしい明るい色合いのベッドカバーと
  ブルーとグレーと白を三つ編みに楕円に編んだラグマットの大作2枚も
  もちろんこのお方の作品

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  特にこの赤い縁取りや不規則な幾何学的なデザインがとっても目を惹いた
  その後 一時間ほど他のブースの素晴らしい作品をみて
  そろそろ帰ろうとした時に鷲沢先生がトークをされている声が聴こえてきた
  急いで再び鷲沢先生のブースに戻ったら
  なんと!ちょうど貴重なエピソードを話されていて
  写真を撮るのも忘れて聴き入ってしまった  

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  『 このベッドカバーは百惠さんが何年か前に作られたんですけど
  これを今 シンガーソングライターをされている ご長男の祐太朗ちゃんが
  とっても気に入られて 今実際にご自宅で使われているのを
  今回のオズの部屋にピッタリなんじゃない!?とみんなで話し合って
  お借りしたいと言ったら わざわざ持ってきてくださったんですよ~ 』


  とても短いトークだったのに このエピソードの部分だけ聴けたなんて・・・
  なんか たくさんのキルトを観た疲労感と合わさって
  足元が地に着いてないようなフワフワした気持ちで家路についた

 
  他の方々の素晴らしいキルト作品は次回に・・・



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初春の宴

  先週末は柊庵に友人3人が訪ねてくれて 久しぶりに賑やかに過ごした
  宴は土曜日だったのだけど 家の遠いライちゃんが金曜日に前のりする
  というので お昼に西荻窪で待ち合わせてランチも兼ねて街をぶらぶらしてきた
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  南口の商店街にある小さなビストロ
  きれいな彩りの前菜4種と豚肩ロースのなんちゃらに
  恒例のお昼間からシュワシュワ泡々葡萄味の水追加もして
  どれもこれも手が込んでいて美味しいのにお手頃な値段でお腹も心も倖せ
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  西荻窪はカフェやかわいい雑貨屋や古着屋・古本屋がたくさんある人気の街
  なのに歩く食べログのライちゃんがこの日一番楽しみにしていたのが
  「有吉くんの正直さんぽ」で見た 「越後鶴屋」 で大福を買うこと
  大豆の皮をとって餡を丁寧に漉したのがわかるおはぎと大きな豆大福を購入
  もちろん雑貨屋さん巡りもしながら柊庵へ帰ってきた
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  上の写真のピスタチオナッツの右隣りに写っているのがその大福とおはぎ
  お昼ご飯もあんなに食べたのに 夜もビールと赤・白ワインを呑みながら
  のんびりおしゃべりしていたら 気がつけば午前2時
  明日は宴の準備があるからもう寝ないとまずいね と言って
  食器を流しに戻して 部屋へ戻ったらライちゃんは既に爆睡していた
  彼女の美味しい物へのアンテナと寝つきの良さには毎回感心する
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  翌朝はさすがに早い時間には起きられなかったけど
  なんとか1時には準備も整って ぴぃちゃんとkinoちゃんも揃ったので
  まずはビールでかんぱーい!
  この日は1月とは思えない暖かさだったので ビールやスパークリングワインが
  3時前にはなくなっちゃうというペースの速さ (※ しかもひとりは下戸 )
  みんながそれぞれに持ち寄ったお薦めグルメもおいしくて
  酔いにまかせて話題があっちゃこっちゃ飛ぶのも毎度のこと
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  1時半にはじまった宴は10時のお開きまで大笑いしっぱなし
  なかでも盛り上がったのがワタクシが先日退職した会社の上司の態度とか
  派遣のフシギちゃんの有りえない服装や仕事ぶりのエピソードの数々
  この2年間の詳しい顛末をこの日初めて聞いた ぴぃちゃんは他の友人同様
  『 えぇぇぇえーーー!! なにその上司と派遣オンナッ! 信じらんないっ!
   もうそんなとこ辞めて正解だよっ! 』  と酔いも手伝っての激怒っぷり
  そして3人共が 『 少しゆっくり休んでいいよ 』 って言ってくれたので
  ワタクシは正々堂々と少しゆっくりすごすことを2017年の指針と致しますよ

  ※ もちこさん 旭川の希少なお酒 めっちゃ美味しかった~!
        ザルが2人いるのであっという間でした笑

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  そして 2017年新春にもかかわらず猫レーダーの感度良好っぷりを
  3人に自慢できたので余は満足じゃ

   【 おまけの追記 】
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    ライちゃんが送ってくれた写真
    左側から腕を伸ばしてスマホをふたりに見せてるみたいなんだけど
    ひとりはダブルピース ひとりは顎に手をあてて神妙な顔つき
    4人共 なんの話題だったのか誰も覚えてないという・・・
    料理の減り具合からみて お開きに近い時間かと(=ベロンベロン状態)

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    これもライちゃんが撮った柊庵近くの猫さんたち



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昼隠居

  毎日が日曜日
  休職生活も含めると もう3ケ月を過ぎた
  病院で処方された薬が効いているのか 職場に行ってないからか
  感情の起伏はずい分フラットになったような気がする
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  それに対人恐怖症やパニック障害とは違うので 電車も乗れるし外出もできる
  友人が拙ブログの 『 ふくろうカフェ 』 の記事をみてくれていたようで
  是非連れて行ってほしいとお誘いがあったので 喜び勇んでお供した
  その前に神楽坂の夜は魚料理が自慢の居酒屋でお昼ご飯
  少しずついろんな小鉢がついていて カメラに入りきらなかったほど
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  4カ月ぶりの再訪
  平日の月曜日なら空いているかと思って予約したらば まさかの満席
  前回はワタクシたち以外はおひとりさまばかりだったのに
  この日のお客さんは全員二人組
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  まずは ふくろうさんを出してもらう前に飲み物を決めて
  それから 手を消毒して そして気に入ったコをご指名する という順番
  30羽くらいいるなかから一羽を選ぶのは 目移りしちゃってもう大変!
  あのコにしようかな! あっ! やっぱりこのコにする! 決めた!
  品が良くて普段落ち着いている姿からは想像できない友人のテンション
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  やっとのことで選んだのは 小型のジョップリンくん
  この小ささでもう大人なので これ以上大きくならない種類なのだとか
  性格は結構ワガママで こちょこちょする場所が違うと 「そこじゃないっ!」
  って そっぽ向いちゃうんだけど そこが可愛いとメロメロの友人
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  そして 10分もするとジョップリンくんのツボを押さえた友人
  まったり落ち着いてきたかと思ったら 突然 目を見開いて嘴をひし形に開けた
  ジョップリンさまのご機嫌をそこねてしまったのかと焦って
  お店の方に伺ったら 気持ち良くて眠くなると口をあけるのだと教えてくださった
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  ワタクシは前回 とりこになっちゃったケイトちゃんと感動(?)の再会
  あれ以来 フクロウの生態や性格にとても興味がわいていろいろ調べてみた
  フクロウは視野が狭い代わりに 首が270度もまわる
  視力も聴力もすごくいいので 上の写真のように気になる音や声がすると
  首をクルクルまわして 興味の対象の物を見つける
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  そして なんと耳は左右で大きさがそれぞれ違うし
  位置も上下にずれているから
  音源の位置の方向と距離を立体的に認識できて
  雪の下にいるネズミや地上近くを移動している
  モグラやミミズまで捕れるのだとか
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  そして更に感心するのがフクロウの夫婦愛
  嫁フクロウが卵を産んで抱卵をはじめると 夫フクロウは嫁のために獲物を捕り
  その獲物を巣の近くまで運んで 鳴いて嫁に報せて渡すんですってよ奥さん!
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      卵が雛にかえると 今度は夫婦で獲物を探しに出て
      嫁(お母さん)が雛に丁寧に餌を与え
      雛が大きくなるにつれて夫(お父さん)が捕ってくる
      獲物の量も多くなって 子は孵化からひと月で巣をでる      
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  それから 子どもたちは2~3ケ月かけてお父さんとお母さんから
  飛び方や獲物の捕り方の訓練を受けて
  誕生から半年後の秋くらいに親ばなれする
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  そして 一度つがいとなった二羽は翌年も同じ巣で子を育む場合が多いのだと
  ニンゲンよりもずっとずっと愛情深い
  自分がお腹を痛めた子を殺してしまったり
  奥さんに内緒で若いオナゴと不倫して 結果ふたりとも傷つけちゃったり
  ニンゲンが一番残酷で怖いよね・・・
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  カフェの一番奥にいる男性が指名した黒白の大型のフクロウ(ピンクの矢印)
  男性の頭に自分から乗っかっちゃった
  うつむいてるとフクロウ特有の大きな目と嘴が見えないから
  昔実家で飼っていたハチワレ猫にみえちゃった

  帰り際に好きな写真を一枚くださる といわれ迷わずこのコの写真をもらってきた
  
  ちなみにタイトルの【昼居候】は昼間寝ていて 夜に活動する
  フクロウの和名で「ひるかくろふ」と読むそうな

  ずいぶん長く生きているけれど まだまだ知らないことだらけだなぁ・・・


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プロフィール

鳴兎

Author:鳴兎
猫と酒と旨い肴と本が傍らにあれば
ほぼご満悦な日々。

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