柊の庵

小さな庵から花、旅、食、猫のことをつらつら綴る他愛もない日記。

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きおく

  4年前の2009年の冬、ある一匹の猫が飼い主によって都内某区の保健所へ
  持ち込まれた。 飼い主持ち込みの動物は通常ならば、『即処分』らしい・・・。
  
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  が、保健所の職員さんが『このコは人懐っこいから殺処分するには忍びない』と
  動物愛護相談センターへの引き取り依頼をして、幸運にも命拾いした。

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  愛護センターの方がすぐに 『ねこひと会』のマリアさんに引き出し依頼をかけて
  くださったが、春の仔猫シーズン到来でたくさんの保護猫をかかえて多忙なため
  少し落ち着くまで、ということでしばし愛護センター暮らしを強いられる。

  ストレスのためか、5月11日には体重が3.95Kgまで減少し、血尿まで現れる。

  9月11日、マリアさんが約束通り迎えに来てくださり、その4日後には
  当時の一時預かりボランティアの 『くるんママさん』宅へ。

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  『里親募集サイト』 には可愛い仔猫ちゃんがいっぱい掲載されているというのに
  なぜか、この茶色い中年猫が気になって、日をあらためてサイトを開いても
  募集要項が掲載されている画像を何度も何度もクリックしてしまう。

  それが、柊平(シュウヘイ)だった。
  貧乏な女が暮らす庵にやってきた、その日からお膝抱っこで喉グルグル。

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  この写真、すっかり忘れていたがデータを見ると、2009.12.26 14:42
  マリアさんとくるんママさんがお届けしてくださり、お二人が帰られて一時間後。
  なにがなんだか訳がわからないまま、夕闇せまる外をボーっと眺めているのかな。
  
  でも、この直後にはカリカリも夕ご飯もちゃんとしっかり食べて
  夜はおばちゃんと一緒のお布団で寝たもんね。

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  翌日の12月27日。

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  12月28日。

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  12月29日。
  電子レンジの上に飛び乗って、夕ご飯を作る後ろ姿をガン見。
  ちなみに、この行為は当時だけで今はまったくしない。

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  12月30日。

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  2009年 大晦日。




  猫の記憶はどれくらい前のことまであるものなんだろうか。

  ある日突然、飼い主にキャリーバッグに入れられ、知らない場所を転々とし
  寂しくて、不安で、せつない日々を送った2009年の6カ月のことは
  もうすっかり忘れ去ってくれていたらいいのだけれど。

  でも、保健所と愛護センターの職員さんの命のリレーで救われた3月3日
  この日は一生、おばちゃんの心にだけは留めておくからね。




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        この紙はなんにゃ。。。
  
  


  【おしらせ】

   柊平がお世話になった、ねこひと会さんが3月9日(土曜日)に
   被災地の猫の里親会と写真展を原宿で開催されるそうです。

   くわしくは⇒ こちら をごらんになってください。


   
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Comment

NoTitle 

こんにちは。
いつもご訪問下さって有難うございます(*^^*)
初めてコメントをさせて頂きますね。

柊ちゃんがお家に来るまでの経緯、読ませて頂きました。
何だかなぁ…もうT^T
四歳、未去勢、室内飼い、カリカリを食べていた…って。。。
そんな子をセンターへ持ち込みなの?
持ち込みの子は、即日殺処分って知ってて?

どんな事情があったのか解りませんが、例えそれがどんな理由であっても、「それは仕方がないね」なんて言えません!
猫だって生きてるのに!
ちゃんと感情だってあるのに!
一度は家族として暮らした子をセンターへ持ち込む気持ちなんて、100歩譲っても理解できません。

その時の職員さんが、柊ちゃんに目を止めてくれなかったら、と思うと首筋が毛羽立ちます…
結果として、今こんなに幸せなのが、泣きたいくらいに嬉しいですね。
もし猫さんの記憶力が、人が思うよりずっと優れていたとしても、柊ちゃんの悲しい気持ちはとっくに払拭されてますって!
だよね?柊ちゃん(*^^*)
  • posted by 八朔かーさん 
  • URL 
  • 2013.03/03 16:24分 
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NoTitle 

うちのホーリィ(犬)も飼い主が保健所持込でした。
偶然保護団体の方が別の子の引き取りに来ていた日で
目に留まり、レスキューされ縁があってうちに来ました。
元の飼い主が即日処分を知っていたのかわかりませんが
我が子を保健所に送ることだけは絶対にしたくないし
どうしようもない事情なら引き取ってくれる先を全力で探します。
今穏やかな寝顔を見ると、幸せを与えられたのは自分達だと思います♪
柊ちゃんも鳴兎さんに愛と幸せをプレゼントしてくれてるみたいです^^
  • posted by ピノホリママ 
  • URL 
  • 2013.03/03 16:39分 
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命を粗末にするヒトは、ヒトから粗末にされるヒトだよ。
あたしは、その手のヒトのこと理解できん。

カレとは、運命の出会いだったんだね。
永く永く
末永く、蜜月が続きますように。
५ً☬ཻैั້͈◡ً☬ཻैั້͈
  • posted by 7子 
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  • 2013.03/03 19:25分 
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  • posted by  
  •  
  • 2013.03/03 22:31分 
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こんにちは 

そうなのですか。助かってよかったですね猫ちゃん。
心もとない人もいるものですね(>。<)
飼うなら責任を持って最後まで飼って欲しいですよね。捨てられた猫ちゃんや犬ちゃんがかわいそうです。
でも、中にはこうやって命を助ける優しい人もいるって事は嬉しい事ですよね♪
  • posted by よしお 
  • URL 
  • 2013.03/04 13:22分 
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おへんじ。 

□八朔かーさんさま
コメント、とってもうれしいです。
あたたかいお言葉ありがとうございました。
柊平は未去勢ではなく、すでに去勢済だったんですよ。
肉球もぷにぷにで柔らかくて、とってもきれいなピンク色。
おそらくは外に出さずに可愛がられていたのだと思います。
だから尚のこと、なんで!?って思います。
柊平に目を留めてくださった職員さんが
もしも、その日お休みだったら・・・ と想像するだけで泣けてきます。

□ピノホリママさま
そうでしたね、ホーリィちゃんも保護団体さんが
救ってくださったんですよね。
はい、ワタクシも柊平のおかげで少しは丸ーくなったような気がします。
ホーリィちゃん、お大事になさってくださいね。

□7子さま
ほんとにねぇ・・・
この国はどうなっちゃってんだかねぇ。
最近はペットショップで人気の犬種も
結構センターに持ち込まれてるって聞いたよ。

□鍵コメさま
あたたかいコメントありがとうございました。
投薬や強制給餌は嫌われ役になってしまって辛いですね。
看病は長くなると、滅入ってしまうこともあるかと思いますが
時々は息抜きしながら、気長にがんばってくださいね。

□よしおさま
そうですよね、命あるものを流行ってるからって
何も考えずにポンっとお金で手に入れて
要らなくなったら捨てる、なんて考えられないです。
  • posted by 鳴兎 
  • URL 
  • 2013.03/04 21:53分 
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鳴兎

Author:鳴兎
猫と酒と旨い肴と本が傍らにあれば
ほぼご満悦な日々。

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