柊の庵

小さな庵から花、旅、食、猫のことをつらつら綴る他愛もない日記。

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機の音

  いまさら こんなことを書いたってもうどうしようもないんだけど
  本当は人様の心や暮らしに小さくてもいいから
  安らぎを与えられるような”物”を創る仕事につきたかった
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  子どものころからひとりで 新聞広告の裏に絵を描いたり
  セーターを編んだり 刺繍したり 端切れ布でパッチワークしたり
  時には市販のカーテンが気に入らなくて 生地を買ってきて縫ったこともあった
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  3日くらいなら誰ともしゃべらなくても平気な性分だから
  無職の時なんか自分の部屋にこもって
  黙々とひたすら何かを作っていたこともあった
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  いまさら過去をかえりみて
  あの時 右じゃなくて左の道を選んでいればよかった
  とか
  あの時 感情的になってあんなことを言わなければよかった
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  と 後悔してもしかたないんだけど
  ちょっと落ち込んだり 自分の思い通りにいかないことが重なると
  ついついある時期のことを振り返ってしまう
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  会社勤めは大変なことも多いけれど
  余程のことがない限り 毎月ある程度のお給料がもらえるから
  収入が不安定な自営業や自由業のヒトよりは暮らしやすい
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  だけど 満足感とか達成感はまったくないし
  誰かのためになってるという実感もない
  それに どんなに一所懸命やっても 誰も褒めてはくれない
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  あぁ・・・・・
  なんで学生時代にやりたことをもっとつきつめて勉強しなかったかなぁ・・・
  ちなみにワタクシ 絹糸を染めたり羊毛を紡いで機を織っていたのですよ
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  でも手織りの作品を発表して 認められて それで食べていくのは至難の業
  大学を卒業してから 弟子入りするなんて両親に負担は掛けられなかったし
  母の心の風邪もどんどん悪化の一途をたどっていたから
  致し方なくOLさんになるしかなかった
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  13年間続けた陶芸も この庵へ引っ越してからは
  通う時間がとれなくて やむを得ず辞めてしまったし
  なんか今 無性に土や糸にふれたい
  なによりも 広い教室に タンタン タンタン とひびく一定の小気味よい
  25人の乙女(?)らの機の音が懐かしい
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  左上:機を織るクラスメイト       右下:「薫風」とワタクシ@ぽっちゃり


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      春でなくても一年中暁を覚えないボクちんのためにも
      グダグダいってないで おばちゃんは明日も会社へ行きますからね
      ゲロッピやウンコを畳の上にばらまかないで
      いいこさんでお留守番していてくださいよ


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NoTitle 

人生いつ何が起こるか分かりません。  いい意味で☆彡

私高校生の時にアメリカに憧れてアメリカ人と結婚してアメリカに住みたい なんて思っていた事がありました。

その後21歳で結婚 子育てと仕事に追われあっという間に40代に。。
その後びっくりする様な経験をして英会話を習う事になり 今イギリスで生活をしています。

まさか自分が離婚したり 国際結婚する様な事になるなんて20代 30代の頃は予想だにしなかったです。

鳴兎さんも又絹糸や土に触れる生活が訪れるかも知れませんよ^^
会社勤めでお忙しいでしょうけど 趣味で手芸など気分転換にされてはいかがですか?

時間を持て余している私がこんな事を言うと気分を害されるかも知れませんが^^;

凄い大作を織られていたのですね。
柔らかい色で本当に春らしい可愛い着物ですね^^



  • posted by HanaDaisy 
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  • 2016.04/26 04:39分 
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おへんじ。 

□HanaDaisyさま
とてもお若い時に結婚されて
激動の半生を歩んでこられたのですね

お互いに いい意味での
”予想だにしない何か”
が起こることを期待しましょう♪

着尺 お褒めくださってありがとうございます
まさに21歳の頃に織った作品なんですよ (^_^;)
  • posted by 鳴兎 
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  • 2016.04/26 22:20分 
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NoTitle 

私も過去を振り返って後悔ばかりしているので、お気持ち、分かる気がしますよ。でも、その時はそれしかなかったのかな~とか思ったりして・・・もっと賢い私だったなら。あんなこともこんなこともしてなかっただろうに・・・と思わずにいられません。

もう、今となっては仕方ないので。それに将来のことも、自分ではどうにもならないと分かっているので・・・。気にしないようにしながら生きています。気にしないようにしようと思い始めたのは最近ですけど・・・。

HanaDaisyさんのおっしゃるように、人生って分かりませんから、希望は持っていましょうね。お互いに。
  • posted by あにもも 
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  • 2016.05/01 21:04分 
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おへんじ。 

□あにももさま
きゃぁ~~!
お返事すっかり遅くなってしまって・・・(滝汗)

若い時って目先のことしか考えていなかったんです
まさかずっと独りとも思っていなかったし(^_^;)
言い訳みたいですけど
母の病気や家族の問題は予想を越えるできごとで
その時はジブンはどうしたら最善なのかも全くわからず
毎日無我夢中であっという間に時が流れて行ってしまった感じです

なので今は一日一日を大切に過ごしたいな と

そんなこと書いてるそばからグダグダな連休を過ごしてますがw
  • posted by 鳴兎 
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  • 2016.05/04 13:27分 
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NoTitle 

こんばんは~。お久しぶりです。
鳴兎さんは織姫だったんですねー。
乙女らしい、愛らしい色合いの着物ですね。
このブログが醸し出す和テイストの静謐でたおやかな情感は
こういう感覚から生まれるのだと納得しました。
アートの才能を持っている人ってそれだけで尊敬してしまいます。

人生は思うようにいかないことばかりですね。
私も目の前のことに精いっぱいで気が付いたらここにいた感じがします。
でも一つ一つの小さな選択の積み重ねの果てに辿り着いた今にも
納得はしているし、まだこの先どんな出会いがあるのか楽しみです。
これじゃない道を選んだ先にも何があったかなんてわかりませんし。

私は本気で獣医の道を選ぼうとしてたんですよ。
結局全然違う仕事をしてきましたが、いつもどこかで
動物に関わる仕事に後ろ髪をひかれていました。
でもやっぱり獣医にならなくてよかった、というか
なれなかったと思います~。メチャメチャ不器用なので(>_<)
猫とヒヨドリの世話だけでいっぱいいっぱいです(笑)

今は心ならずも歩んでいる道が、
いつかまたモノづくりの道に繋がっていくかもしれません。
何が起きるかわからない。その通りだと思います!
  • posted by Feyfey 
  • URL 
  • 2016.05/08 01:04分 
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おへんじ。 

□Feyfeyさま
学生時代はおしゃれとは無縁の毎日でした
それでも夢中で機を織っている時間は楽しかったです

「静謐」とか「たおやか」とか
身に余るもったいない言葉で照れています(笑)
「創る」作業が好きでも デザインの構成力とかセンスがないと
ものづくりの作家は難しいです
それと「人脈」
これが結構大切だし大きい
と 陶芸教室の先生がおっしゃっていました
コミュ障気味のワタクシには これが一番難しい (^_^;)

この後また 柊平を連れて病院へ行ってきますが
土日も開いている病院なので こちらはとても助かりますけど
結婚されている女医さんも何人かいらっしゃって
いつも大変忙しそうにされているので
待合室でそのテキパキした働きぶりを
感心しながらじぃーーーっと眺めています
  • posted by 鳴兎 
  • URL 
  • 2016.05/08 14:17分 
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鳴兎

Author:鳴兎
猫と酒と旨い肴と本が傍らにあれば
ほぼご満悦な日々。

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